農業の質の改善を実現し、
農畜産物やその加工品の
品質の向上を図る。
それが私たちの役目です。

農業の質の改善を実現し、
農畜産物やその加工品の
品質の向上を図る。
それが私たちの役目です。

当社の起源は、2017年1月1日に設立された北野コーポレーション(個人事業主)です。その事業は全国農業協同組合連合会(本所)と農畜産物・農畜産物加工品の輸出の業務委託契約を結ばせて頂いた事から始まりました。
3年後、コロナが蔓延する事となり海外各社との交渉もままならず、やむを得ず業務提携を一旦終了する事となりました。しかしながら、様々なお客様やお取引先様からのご要請も有り、全農とも協議の上、独自で事業を継続する事に致しました。その後いろいろな方々のアドバイスやご協力により事業の幅も徐々に広がって参りました。さらには弊社の企業理念に賛同いただける方々も現れ、2022年3月24日に当社を立ち上げる事に致しました。
今後とも、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。
農業の質の改善(労働環境、農業手法の改善)を実現する事により、農畜産物やその加工品の品質の向上を実現し農業関連産業の健全な発展、消費者の健康な生活を守る事、その結果として農家所得の向上を実現し、農業を魅力ある産業とする事を通して社会貢献をします。
当社の企業理念は、2017年から一貫して循環農業の実現を通しての社会貢献と言う事にあります。農業をきちんと循環させる事、農業の環境負荷を最大限軽減させる事を常に考えて参りました。これには地道な努力が要求されます。基本的に目立たない事業であり、かつ関係者との理解を深める事が一番大切な事です。循環農業を実現するためには、消費者、耕種農家、畜産農家、農協関係者、行政、肥料飼料メーカー、運送業者、農畜産物加工業者、レストラン、スーパーなどの販売業者、輸出業社、検査機関、マスコミ等の方々との横の連携ならびに協力が必須です。農業を循環させるという事は、一定の農家所得の確保、農業から出てくる農畜産廃棄物の有効活用等が経済ベースに乗って循環されない限り、実現は不可能です。さらにはそこから出てくる農畜産物が消費者の信頼をかちえなければなりません。
この様な大きな仕組みの中において、当社のような中小企業がどの様に関与できるのかという事を考えました時に、まず全国展開と言う事業形態では難しいという結論に至りました。しかしフードマイレッジや効率性を考えた時に、農業の基本は地産地消ではないかと言う結論にも行きつきました。もちろん地産地消ですべての事が解決する訳では有りません。ただ地産地消が可能なものは地産地消し、それ以外のものについては他の手法を考えれば良いのです。過去鎖国の経験のある日本においては、この地産地消は意外と慣れ親しんだ形態なのかもしれません。ただ農地が狭いという事、時間の流れの速さそして表面的な経済合理の追求、日本人の器用さゆえにこの事を真剣に考える余裕が無かったのかもしれません。そういう意味では日本農業を地産地消ベースに基づいた循環農業にする事への貢献は当社でも可能であろうと確信した次第です。
この様な経緯を経て、まず当社の事業展開のべ-スになっている大分の方々のご協力を頂き2011年11月11日に大分県由布院において「循環農業の研究会」を開催し、上記に掲げました多種多様な業種の皆様にご参集頂きました。
研究会の中では、肉牛・乳用牛農家の皆様の乳酸菌を使用した経営改善(省力化、消臭化、肉質・乳質の改善)についての発表やそこから産出される堆肥を使用した耕種農家の作物の品質改善結果などの実例が示され、有意義な会となりました。当社はそこから出てきた農畜産物やその加工品が国内や海外において高付加価値で販売された事例、畜産用乳酸菌の販売の事例紹介等をさせて頂きました。結果として、研究会の中でこの事業形態の実現は可能であり、将来性は有ると確信した次第です。
当社は、この様な方向に向かって社会貢献していく所存です。

ベトナムホーチミンで開かれたフェアの一幕です。